母材による違いを意識してるか?

投稿日:2021-06-14  

これは京都の畑 


これは静岡 浜松 


ここは九州の海沿いの畑です。


このように3地域だけでも全く母材となる鉱物が違う 

土壌図インベントリーでも確認できるが、地域によって栄養の蓄積やpH

物理性や生物性等全く異なる  

当たり前の事を何度も言いますが、そこを見ての肥料設計をしてるのか?!

って事は当たり前にならないと話しにならない時代になってきましたが、未だにあの地域でこの

肥料が効いたから使ってみろ! みたいな風習がある。 


うちも正直農家さんの考える時間を出来るだけ省きたいのである程度化学性と物理性はこれで行けるって設計を持っているが、そこは違いが見えての事で知らないで設計するのとは大きな違いがあると思います。


そしてそこにサンリットシードリングスさんの生物性が加わろうとしている。  

微生物資材なんて、、、、って話を指導員が言ったりするのを聞きますが、生物性は化学と物理とセットするもの。  


今、本当に今までだれも手をつけなかった事に着手しています。 

ここから2~3年 何かが起こると思います。



㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過

投稿日:2021-06-04  


㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しましたの記事で紹介しました育苗試験が一ヶ月経過しました。

興味深い結果が見え始めましたので、途中経過を紹介します。


育苗試験の概要は、今まで蓄積したデータからネギの生育に最も良いと予想される培土の生物性の設計を行っています。



左が試験区の苗で、右が比較区の苗になります。



試験区の苗の根が太く長く伸長しています。

発根促進に関する新たな技術の誕生の可能性が見えてきました。




生育状況の確認と発根促進に関することの記事でも触れていますが、当社で栽培で最も重要視しているのが初期生育時の発根です。

栽培序盤でとにかく根の量を増やしておけば、収量が増えるのはもちろんのこと、

・定植を前倒し出来る

  →苗の管理に要する人件費等の削減

  →苗生産のローテーションがはやくなる

・定植後の活着がはやくなる

  →欠株の植え直しのコストの削減に繋がる

・微量要素の吸収が改善され、虫による食害や病気の被害が軽減される

  →栽培で(人件費以外で)最も高コストの農薬の散布量の削減に繋がる

・猛暑や極寒に強くなり、周辺のほ場の作物の生育が遅い間でも成長して、周りよりもはやい時期に出荷できる。

・畑に置いておける期間が長くなり、周りが収穫や出荷ができなくなった時期でも出荷できる。

  →出荷の前倒しや、後半の出荷は利益率が高くなる傾向がある。

  →天候不順の年に安定的に栽培と収穫が出来ると強い。

等の良い事があります。


現在検証中ですが、根から感染する病気をブロックできる可能性もあり、更なる生育促進も期待できます。


引き続き、実際の栽培で今回の技術を活用できるように検証を続けていきます。


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微生物資材に頼る前に意識してほしいこと

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しました

投稿日:2021-05-06  


㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第ニ回を開催しましたに引き続き、ネギ栽培検討会の第三回目の開催と実地試験を開始しました。

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました

※当会の趣旨等は上記リンク先の記事に記載があります。


当事業で得られた知見を元に実際の栽培で応用するための試験を開始しました。

今回はネギの育苗までを行い、研究室での試験の環境等で異なる箇所の模索を行い、実際の栽培で使用できる段階までの開発を目指します。

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第ニ回を開催しました

投稿日:2021-04-06  



㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しましたに引き続き、ネギ栽培検討会の第二回目を開催しました。

※当会の趣旨等は上記リンク先の記事に記載があります。


今回は当事業で得られた知見を元にした実地試験を行う前段階として、何故、土壌微生物叢の解析を行ったか?といった背景や試験結果が確立した技術ではなく、これから検証を始めるといった研究段階にあるといった認識のすり合わせを行いました。

高槻の原生協コミュニティルームで土壌分析の見方と対策の話をしました

投稿日:2021-04-01  



高槻の原生協コミュニティルームで土壌分析の見方と対策の話をしました。

土の三大要素である物理性と化学性に加え、京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの事業の前の論文調査で得られた知見を元にした生物性(対策はなし)の話をしました。


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高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました

投稿日:2021-03-01  


京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの記事で紹介しました事業で調査にご協力頂きました生産法人様を招き事業の進捗報告を兼ねた栽培検討会を行いました。


今回の事業で土壌微生物叢の構造・機能を解析する解析技術(東樹宏和京都大学准教授の研究成果)を所有するサンリットシードリンクスさんの解析によって、施肥に関する固定概念が崩れる大きな発見がありました。

発見の内容はいずれ何らかの形で整理しますが、今回の発見は栽培者に限らず、産地単位で緊急性が高いものであり、今年の農繁期に入る前に生産法人様も含め共有しておく必要があると判断し、栽培者と研究者が協力して問題を解決するための検討会という形で開催しました。



10年後も同じ土地で栽培を続けられる事を目標にし、定期的に検討会を行う予定です。

寒波がやってくる警報

投稿日:2020-10-20  

京都府内南部から舞鶴~兵庫県某所迄 

3日間集中的に巡回しています。

なぜか写真を張れない事を許してください。 


今年のこれまでの一カ月半の問題点は渇き。

こういう例えをしました。 


カップラーメンあるのにお湯がなくて食べれない


ピンとくる方、野菜のN欠出ましたよね。 

手を打っていた方は驚くほど良い出来でした。


ここから先は寒波がきます。 

今、肥料を効かさないと路地ものは手遅れになり兼ねません。 

明日はイチゴをメインに巡回します。



高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました

投稿日:2020-10-16  


高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培を通して得られた知見の報告会を行いました。



レンゲ米栽培を経て得られた知見はおそらく温暖化の進む日本において重要な栽培技術になるであろうと確認をしていて、その根拠となる論文の内容も合わせて紹介しました。



この報告会で興味深かったのが、ウンカの被害が激しかった今年において、ウンカ対策の農薬を散布した方がウンカにやられ、散布しなかった方が無傷で収穫を迎えたということでした。

※上記の内容は参加者のうち二名から挙がりました


ウンカは既に農薬の耐性を持っているので殺虫剤はほぼ効かず、生態系では捕食される側の立場で、農薬によってウンカを捕食する天敵が死滅しているという仮説の信憑性が増しました。


HONEY.Kの事業で得た知見で、レンゲ米は田植えの前にレンゲを育てるだけでは実は悪影響で、レンゲを育てる時に土作りをする必要がある話もしています。

京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されました

投稿日:2020-10-01  

公益財団法人京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業補助金で「京都府で地域の微生物の活用によるネギの周年栽培の農薬散布の大幅削減と秀品率の向上の栽培体系の確立を目指す」というテーマで採択されました。



弊社が推奨する基肥設計で栽培をされている方で、秀品率の向上に合わせ農薬防除の回数を削減出来ているほ場が増えつつあります。

露地野菜嬉しい想定外


この度、サンリットシードリンクスさんの所有する土壌微生物叢の構造・機能を解析する解析技術(東樹宏和京都大学准教授の研究成果)を用いて、今までブラックボックスであった好調の畑の土壌の作物と微生物(主に内生菌)の関係の調査を行い、土壌微生物叢を加味した肥培管理の構築を行います。

種多様なネットワークとメタ群集レベルにおける生態学–進化学の統合 | おすすめのコンテンツ | Nature Ecology & Evolution | Nature Research

東樹 宏和氏:多種生物種ネットワークを基に生態学と進化学をつなぐ | 著者インタビュー | Nature Ecology & Evolution | Nature Research



直近はべと病菌に対して強いネギから調査をはじめ、べと病による秀品率の低下を防ぐ為の栽培技術の確立を目指します。


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㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました

アザミウマの対策を考える

投稿日:2020-04-06  

毎年春から夏に向けて、アザミウマで困っているという話をよく聞きます。

一昨年、緑肥を採用してアザミウマの被害が減ったという報告があったり、虫による食害防止の知見が集まってきましたので、整理して紹介します。


はじめに緑肥を採用した時の話を紹介すると、




ネギ畑の通路にマルチムギという緑肥を育てたところ、アザミウマの被害が減ったということがありました。

詳しくは緑肥の可能性を探るの記事に記載がありますが、マルチムギがネギよりもはやくに深く発根して、ネギの根が肥料分の濃いところに到達する前に根を張り巡らせて、酸素を行き渡らせたり、高濃度の肥料分を緩和したということが考えられます。

ハウス内の塩類集積対策について


他にマルチムギの群生にアザミウマの天敵が増えて、アザミウマ自体の個体数が減ったという可能性も考えられます。

土着天敵を活用する害虫管理の最新技術 IPMに取り込むことが可能な土着天敵利用技術


最近増えた知見として、緑肥との混作は様々な種類の根が張り巡るわけで、菌根菌といった作物を丈夫にするような共生菌が増えた可能性もあります。

菌根菌が増える事によって、土壌中の微量要素の吸収効率が増し、虫や病気になりにくくなると言われています。

殺菌剤の使用を見直すことが秀品率の向上に繋がる




今回紹介した話に対して、マルチムギのタネを播けない時期はどうしたら良いか?という内容の質問がありました。



例えば、秋から翌年の春まで栽培されるタマネギあたりです。

先程の夏場のネギの実績を改めて確認してみると、



あまり背丈が高くなく、こぼれ種で翌年以降の栽培に悪影響を与えない緑肥は何か?と考えてみたところ、



越冬性の赤クローバあたりが頭に浮かびました。

クローバの中でも赤クローバは直立性で横にあまり広がらず、背丈は高くても50cmぐらいでマルチムギより若干高いぐらい。

更にクローバの根は集菌能力が高いと言われており、連作で劣化した土壌に対して良い効果をもたらす可能性もあります。


ここで一点程注意事項がありまして、

ネギ科(旧ユリ科)とマメ科の草は相性が悪いという話があります。

ネギの根から分泌される物質がマメ科周辺の根粒菌に悪影響を与えることが理由でして、タマネギ栽培での通路の赤クローバの緑肥はこれから検証していく必要があります。



他にマルチムギと同じエンバクを育ててみるという案もあります。

エンバクは冬に強くどちらかという粘土質土壌を得意としたイネ科の緑肥になりますが、初春に急速に伸びる傾向がありまして、初春以降のタマネギの栽培にどこまで影響を与えるか?を意識しておくことが大事になります。

※砂地であればライムギが適しています。


緑肥を栽培する場合は事前に下記の記事を一読することをオススメします。

緑肥を利用する前の注意事項をまとめました

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