ことねぎ会様で今後増えるであろう猛暑日の対策について話をさせて頂きました

投稿日:2021-11-08  


ことねぎ会様の研修会で今後増えるであろう長雨の日と猛暑日での栽培についての話をさせて頂きました。

長雨の日は徹底的な排水性の向上に加え、晴れの日に土壌に残る水がすぐに蒸散する仕組みとしての緑肥の重要性を挙げ、猛暑日に対しては共生菌と共生することにより耐乾性が向上するが、肝心の共生菌を活発にするためにはどのような条件にすれば良いか?

耐乾性を高めた作物が更に暑さに強くなるためにはどのような管理を意識すれば良いのか?の紹介をしました。

※論文の内容から考えられることなので、現時点では確証がない事を了承の上で話を進めています。

マイナビ農業でサンリット・シードリンクスさんとの取り組みが紹介されました

投稿日:2021-09-24  



京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業Ⅱに採択されました等の記事で紹介しているサンリット・シードリンクスさんとの共同事業ですが、マイナビ農業の連載企画 連続講義 土を語るで詳細が掲載されました。

嫌われ者のカビが農作物を救う⁉ 京大発バイオベンチャーの挑戦【#1】|マイナビ農業

土着の菌で畑に革命を起こす 京大発バイオベンチャーの挑戦【#2】|マイナビ農業

京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業Ⅱに採択されました

投稿日:2021-07-20  

公益財団法人京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業補助金で「土壌生物性の評価機構を取り入れた農業生態系管理の民生サービス化」というテーマで採択されました。

今回の事業は京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの記事で紹介しました「京都府で地域の微生物の活用によるネギの周年栽培の農薬散布の大幅削減と秀品率の向上の栽培体系の確立を目指す」のテーマの続きの位置付けになります。

※前回の事業では弊社が代表企業でしたが、今回の事業では事業の構成企業になります。



前回の事業では、弊社が推奨する基肥設計で栽培した際に秀品率が向上しつつ、農薬防除の回数を削減したほ場で、サンリットシードリンクスさんの所有する土壌微生物叢の構造・機能を解析する解析技術(東樹宏和京都大学准教授の研究成果)で要因を探索し、他のほ場で活用する事を目的としていましたが、良い意味で予想を超えた発見が相次ぎ、今回の事業である「農業生態系管理の民生サービス化の確立」を目指す事になりました。

種多様なネットワークとメタ群集レベルにおける生態学–進化学の統合 | おすすめのコンテンツ | Nature Ecology & Evolution | Nature Research

東樹 宏和氏:多種生物種ネットワークを基に生態学と進化学をつなぐ | 著者インタビュー | Nature Ecology & Evolution | Nature Research


前回の事業で得られた大きな事としまして、

・堆肥による土作りのみで、土壌の三要素の一つである生物性の改善を行う事が出来そうにない

→三要素の物理性と化学性は施肥である程度改善できる

※上記内容は当事業に協力頂いている生産法人様に向けて栽培の検討会の形式で発表しました。

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました



・育苗時の培土の生物性を整えると生育の向上が顕著に現れる

→夏季の高温時の育苗で高温ストレスに弱いネギの品種が消える事なく生育をした

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過

等がありました。


サンリットさんの有する生物性を解析し調整する技術は日本に限らず、世界中の栽培者にとって絶対に必要な技術であることを前回の事業で確認しました。

今回の事業では、京都に限らず、各地で活用できるように土壌の解析と技術開発を進め、農業という産業の利益率を高めつつ、環境負荷の少ないサービスの確立を目指します。



弊社の当面の活動は各地の土壌の生物性の向上の為に、畑周辺の生物性の調査を行います。

菌を深く理解するために山の土の菌の調査をしています

ORG菌jizo株の菌接種試験を行いました


余談ですが、

弊社が推奨している施肥設計の一つのマッシュORGというキノコの培地由来の良質堆肥がありますが、この堆肥のコンセプトが、目指したのは森の土です。

マッシュORGのカタログのPDF


当事業で生物性の調査の為に森林に頻繁に入るようになり、森林の土を調査し、土を更に学ぶ機会が増えました。

今回の事業を介して、マッシュORGを含め、弊社の堆肥の向上を目指します。

ORG菌jizo株の菌接種試験を行いました

投稿日:2021-07-19  




㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しました菌接種試験を自社で、山で野菜を植えるメリットとワイルドトマトの記事の内容に引き続き、弊社試験ほ場での栽培に向けた菌の接種試験を行いました。


今までの試験により、㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過の記事で記載した苗の発根量が増し、育苗期間の短縮の可能性が見えてきたことや、夏の高温に弱いネギの品種が立ち枯れして消えずに育ち続けているといった結果がありました。



今回の試験では、調査と解析によって京都を含めた関西圏で効果を発揮するであろう菌(社内でORG菌jizo株と呼んでいます)との共生を確認します。

この試験で良好な結果が見られた場合、生産法人の方と一緒に栽培体系の確立に向けての試験を開始します。

菌接種試験を自社で、山で野菜を植えるメリットとワイルドトマト

投稿日:2021-07-07  

本日京都産業21の2次面接で本事業の有用性と農業現場における汎用性をプレゼン、質疑回答しました。

アーリーステージなのでステップアップは必須 結果はまだわかりませんが、現在説明出来うる範囲でサンリットシードリングスの石川さんを始め、プレゼン終了。


そして実験について京都農販でも菌接種の実験を実施しています。 

少し面白い事が起こってます。 まず菌を摂取したら勿論肥料分は菌が摂るのでそこは考える必要がある。 

あと、菌は有事に働くもので有事ではない時には少しづつ生育に結果の違いを見せてくれそう。

あと、立ち枯れに対して有効かもしれないという結果も見えてきました。 

苗場で立ち枯れが起き無くなれば大きな成果と言える。

というか、確かな技術の上に生物性(生物を資材として)使いこなせれば農業技術の出来る事の幅と高さは飛躍的に伸びそうだとすでに確信を持ちました。


そしてその後うちの養蜂場がある山へ行き野菜を植えました。

名付けて ワイルドトマト(命名適当) 

過酷な環境 そして森林 山に存在するある物を拾う為に定植しました。


この研究が本当に農業現場におりていくまで予定では半年をきっています。

菌を深く理解するために山の土の菌の調査をしています

投稿日:2021-06-23  



京都市北部の山に入り、菌の調査の為の土の採取を行いました。

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過までの記事で生物性を意識した栽培技術体系の確立において、菌というものが一体何なのか?を学ぶことが絶対で、山の土の観察と菌叢の解析で得られる事が多いと助言を頂きました。

助言を頂いたら即行動で、早速、スコップを持って山に入ってきました。

※今回の山は株式会社ORGのHONEY.Kの事業で養蜂をしている場所になります。

私たちについて | HONEY.K


これからも定期的に山に入り、土の観察と菌の解析を続け、得られた内容を何らかの形でフィードバックできればと考えています。


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京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されました



ことねぎ会様で施肥と巡回で意識していることの話をさせて頂きました

投稿日:2021-06-21  


ことねぎ会様の研修会で弊社の施肥設計や巡回で意識していることの話をさせて頂きました。


前半は育苗と定植直後で発根量を増やす事の重要性を話し、後半は実際の栽培での収穫の目標決めの大事さの話をしています。



生育の評価の基準を発根量に絞ることで、施肥設計や定植後の肥培管理が明確になり、それが秀品率の向上に繋がります。

母材による違いを意識してるか?

投稿日:2021-06-14  

これは京都の畑 


これは静岡 浜松 


ここは九州の海沿いの畑です。


このように3地域だけでも全く母材となる鉱物が違う 

土壌図インベントリーでも確認できるが、地域によって栄養の蓄積やpH

物理性や生物性等全く異なる  

当たり前の事を何度も言いますが、そこを見ての肥料設計をしてるのか?!

って事は当たり前にならないと話しにならない時代になってきましたが、未だにあの地域でこの

肥料が効いたから使ってみろ! みたいな風習がある。 


うちも正直農家さんの考える時間を出来るだけ省きたいのである程度化学性と物理性はこれで行けるって設計を持っているが、そこは違いが見えての事で知らないで設計するのとは大きな違いがあると思います。


そしてそこにサンリットシードリングスさんの生物性が加わろうとしている。  

微生物資材なんて、、、、って話を指導員が言ったりするのを聞きますが、生物性は化学と物理とセットするもの。  


今、本当に今までだれも手をつけなかった事に着手しています。 

ここから2~3年 何かが起こると思います。



㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過

投稿日:2021-06-04  


㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しましたの記事で紹介しました育苗試験が一ヶ月経過しました。

興味深い結果が見え始めましたので、途中経過を紹介します。


育苗試験の概要は、今まで蓄積したデータからネギの生育に最も良いと予想される培土の生物性の設計を行っています。



左が試験区の苗で、右が比較区の苗になります。



試験区の苗の根が太く長く伸長しています。

発根促進に関する新たな技術の誕生の可能性が見えてきました。




生育状況の確認と発根促進に関することの記事でも触れていますが、当社で栽培で最も重要視しているのが初期生育時の発根です。

栽培序盤でとにかく根の量を増やしておけば、収量が増えるのはもちろんのこと、

・定植を前倒し出来る

  →苗の管理に要する人件費等の削減

  →苗生産のローテーションがはやくなる

・定植後の活着がはやくなる

  →欠株の植え直しのコストの削減に繋がる

・微量要素の吸収が改善され、虫による食害や病気の被害が軽減される

  →栽培で(人件費以外で)最も高コストの農薬の散布量の削減に繋がる

・猛暑や極寒に強くなり、周辺のほ場の作物の生育が遅い間でも成長して、周りよりもはやい時期に出荷できる。

・畑に置いておける期間が長くなり、周りが収穫や出荷ができなくなった時期でも出荷できる。

  →出荷の前倒しや、後半の出荷は利益率が高くなる傾向がある。

  →天候不順の年に安定的に栽培と収穫が出来ると強い。

等の良い事があります。


現在検証中ですが、根から感染する病気をブロックできる可能性もあり、更なる生育促進も期待できます。


引き続き、実際の栽培で今回の技術を活用できるように検証を続けていきます。


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微生物資材に頼る前に意識してほしいこと

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しました

投稿日:2021-05-06  


㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第ニ回を開催しましたに引き続き、ネギ栽培検討会の第三回目の開催と実地試験を開始しました。

㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました

※当会の趣旨等は上記リンク先の記事に記載があります。


当事業で得られた知見を元に実際の栽培で応用するための試験を開始しました。

今回はネギの育苗までを行い、研究室での試験の環境等で異なる箇所の模索を行い、実際の栽培で使用できる段階までの開発を目指します。

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