オータムフェス質疑応答 肥料関係質問回答

投稿日:2019-12-12  

今回は肥料関係 酸素供給剤の質問について木村が回答させて頂きます。


酸素供給剤の頻度はどのくらい入れれば良いでしょうか?

確かに気になる大事なところだと思います。が、肥料もそうなんですが、胃袋の大きさや

持ちの良し悪しによって肥料の投入量は変わってくるのと同じように酸素供給剤も使用量はこれだけと言い切れないのが現状で、まず酸素供給剤のもつどのような効能に期待するのか、どの部分のリスクをケアするのかを明確にして使用量を決めるといいと思います。 

ここで自分の集めた知見で概算量をご提案させて頂きます。

まずこれを1~4まで続けて読んでください。

1 病気の抑制、軟腐等嫌気性でグラム陰性の病気などの予防として使う場合。

考える事は水はけの度合いと、近くに大雨などで溢れてくる恐れのある河川があるのか無いのかで変わってきます。 大雨や長雨が降るとその後晴れても2日程度畝間に水分が溜まったり、局所的にづっと水が溜まってしまうような圃場、砂ではなく水田地の転作畑 中程度の水はけといったところ。

河川からの流れ込みリスクがない場合。90日タイプのネオカルオキソ30kg元に使用 

またはネオカルオキソ無し、雨の多い時期にネハリエース タイミングを見て20~30kgバラマキで雨後使用。  

河川からの流れ込みや大雨で流れが出来るような畑はネハリエースはバラマキしても流される恐れがあるのでネオカルオキソを必ず使用最低30kg~50kg使用。 ネオカルオキソなら土中に混ぜている為流れにくい。

大雨後にさらに温度が上がりきる前に打てるならMOXで滅菌と酸素の強い補給。 これを合わせて病気の侵入を防ぐ。

砂に近いなら本数を減らし、重粘土よりなら本数を増やす。 雨でのダメージを見極めて打つ手を調整するという技術はつけてもらう必要があると思います。 うちでは病気が入ったら終わりだという認識で酸素剤は常に多めに使用。 その分農薬代が浮いていると考えています。

2 発根の為に使う場合はネオカルオキソ元に30kg程度でいいと思います。

その後、MOX等を定期的に散布していけば滅菌もできて良いと思います。

3 施設ではできればネオカルオキソを30kg/10a使用 花菜類などでは着果のストレスや収穫ストレスを見極めながら定期的にMOXを灌注していってもらい、アミノ酸や微量要素と混用していってもらえばいいと思います。

酸素剤は湿害と戦う上で頼もしい剤ですし、根のまわりの環境も整えて、滅菌までしてくれる便利な剤です。 より効果的な使い方をこれからも追及していきたいと思います。 




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