肥料の強弱は2の次!!
京都府内で水菜の不調なハウスの現場にいきました。
栽培履歴を確認し肥料の履歴 近々数年でどんな肥料を投入していたのか、、
後土壌分析をとらせて頂きました。
発芽後すぐ枯れるので水菜が育たない。
細かい履歴等は省きますが、原因は発芽後すぐに水が必要なのに土壌に水分を取られて野菜の根に水分が供給されない。
この原理はあれですよね。
土壌のイオン濃度が高い為に養分、水分共に土壌に取られて野菜は消えてしまう。
発芽後すぐに葉面散布で対応してもいいですが、タイミングと面積に限界が出るはずです。
対処としては、あるたい肥と薬師Ⅱを数本投入 300㎡ほどに1本の化成肥料で対応しました。
コストの問題で投入量の制限があったので少し何作か時間がかかるかなと思っていたら、設計を変えてから2作目で
いい意味で裏切られ早くも結果がでました。
これから先土壌の力を維持する
理由もなく高濃度の資材を使わない事でストレスなく水菜は育つ筈です。
定期的に土壌診断だけは行ってくださいね。
京都亀岡の朝
試験圃場の近くいつもお世話になっていること京都さんの圃場でのこと、早朝7時頃は亀岡ではこの季節はこうです。
近くで見るとこう
葱のクチクラ層(ワックス層)の大事さがわかる一枚 常に健康で葉面散布などで
厚く保っておかないと、カビが優勢になった時に大惨事になりやすいんだろうと予想できます。
この霧は生育にとって有利に働く時とカビにとって有利に働く時と2面性をもっている。
それが植物の世界です。
苗から健康に、条件が悪くならないよう圃場に工夫、肥料は適正に、小まめに葉面散布をやっていて天候もある程度落ち着いていれば
この霧は葱にとって最高に有利に働くんでしょうね。