葉物ハウス用灌水はMPローテーター
間口5,4m 奥行50m越えのハウスに灌水装置を付けたいとご相談くださいました。
しかも収穫の兼ね合いで灌水はハウスの半分づつ水を撒けるようにしてほしいとの事でした。
出来るだけ無駄なコストをかけずにどうすれば良いか?!
答えが出たので本日工事にとりかかりました。
まずは縦方向にメインの水管としてポリパイを転がします。
そして難題を解決してくれたのはMPローテーターシリーズのMP1000 MP1000は飛距離が一番飛ばないタイプなので今まで
使いどころが少なかったようですが、今回はこの飛ばないノズルが逆に役に立ってくれそうです。
MPローテーターを設置用の筒に取り付けます。
こんな感じになりました。
灌水は一本一本にバルブを設けて水を出したくない箇所は止める事が可能になります。
ポリパイの横、ハウスのサイド際に専用のスタンドを差し込みMPローテーターを取り付けます。
4m感覚に並べました。
そして今回の水源はこのエンジンポンプです。 そんなにエンジンは大きくありません。
ハウスオーナーの農家さんはエンジンポンプからホースを引っ張ってきて出したいラインに接続できるようにしてほしいと要望
頂きましたのでこんな感じで繋げるようにしました。
ホースから水を送れるようになったらこれで完成です。
今回はハウスの半分をむらなく綺麗に水を飛ばして欲しいとのご要望でしたが、見事に半分だけムラなく水を散布する事が出来ました。
MPローテーターは角は90度それ以外は180度近く回転しながら高さを変えて水を飛ばしてくれます。
これで発芽ムラ、生育ムラなく葉物野菜が育ってくれる事と思います。
肥料設計もお伝えさせて頂きました。 ありがとうございます!!
農研機構さんへ
つくばへ行くことになりました。
訪問先は
農研機構さん
日本の農業の最先端の研究をされている機関になります。
野菜(葉葱)の収穫予想
この技術が確立されれば自分たちにとってもありがたいばかりです。
昨年からのデーターしかありませんが、当社、齋藤氏による開発の土壌分析アプリ【soil3】は土壌の健康状態を目視できます。
そして肥料の自動計算の装備も視野に動いてくれています。
ここに農研さんの【日本土壌図インベントリー】を使う事によりさらに【作付け土壌】の情報が集まって精度が上がる筈です。
一応現場では葱の写真は毎日といって良いほど撮りためています。それに伴い色々な土壌由来の問題点も多く情報は集まっています。(まだまだ解らない事だらけですが、、)
これらが前向きに捉えられ生かされるのは正直嬉しい限りです。
日本の葉物栽培の農家さんが抱えるストレスを少しでも軽減出来ればと思います。