堆肥としての産卵鶏鶏糞と肉鶏鶏糞の違い

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堆肥としての産卵鶏鶏糞と肉鶏鶏糞の違いについて。

どちらの鶏糞堆肥も給餌されたものは,まず鶏の腸で消化された糞を,更に発酵という過程を経て市販されているため,その成分はそれほど違わないと思われるかもしれませんが,実体はそうではありません。


まず消化の話です。産卵鶏はほぼ毎日卵を産むためカルシウムをたくさん与えなくてはなりません。具体的には炭酸カルシウムとリン酸カルシウムです。これらは消化が悪いです。そのため産卵鶏の消化率は非常に悪く,餌によっては3割程度だと言われています。つまり7割が食べた餌そのままが糞として出されているわけです。


次に発酵の話です。鶏糞が堆肥化するためには四次発酵まで必要ですが,市販されている鶏糞のほとんどが二次発酵の途中でパッケージされているようです。鶏糞を堆肥化するためにはそれなりの設備と時間(四次発酵まで2か月強)が必要であり,コスト面で合いません。


消化も発酵も中途半端,つまり給餌したものによって,鶏糞堆肥の成分は大きく変わるのです。


産卵鶏には多量の炭酸・リン酸カルシウムを給餌,つまり未消化の炭酸・リン酸カルシウムがその糞の中に大量に含まれているのです。

白い塊が炭酸・リン酸カルシウムです。


このように同じ鶏糞として扱われているものでも,産卵鶏と肉鶏の鶏糞堆肥は全く違うのです。


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