植物はどのようにして根から水や養分を吸収するか,根圧(根の浸透圧)の話

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浸透圧という言葉を聞いたことがあると思います。


上の図のように,水はイオン濃度が薄い方から濃い方へ流れます。漬け物はこの原理を利用しています。

そして,細胞などの膜から水が侵入する時の圧力を浸透圧といいます。


植物の根は,この浸透圧を利用して水や養分を吸収するのです。

根の細胞のイオン濃度が根の回りの水分や養分のイオン濃度より濃ければ,能動的に根に水分や養分が取り込まれます。そして,その水分や養分が浸透圧によって根の中心部へと運ばれます。

※植物体内の水分や養分の移動は実際には葉からの蒸散も必要。


では,逆に根の細胞のイオン濃度が周囲のイオン濃度より薄ければどうなるでしょうか。


根からどんどん水分が抜けていき,漬け物状態になってしまいます。


肥あたり,濃度障害の一因がこれです。


ですので,化成肥料や未熟な堆肥の大量の施用は気をつけなくてはなりません。


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