
京都農販日誌
アミノ酸肥料を元肥で施肥する時の注意点
2026/06/12

粒状のアミノ酸肥料を元肥で利用している方からアミノ酸肥料の肥効がよろしくないという話題が挙がりました。
この話の背景ですが、元々は元肥に鶏糞を使っていましたが、土壌分析の結果でリン酸と石灰(カルシウム)が慢性的な過剰になっていて、作物の生育もよろしくないので現状を打破する為に粒状のアミノ酸肥料に変えたが、初期生育で鶏糞よりも肥効が悪いように見えるという事になります。
肥料を変える時はNPKの値に注目して、同じ数値になるように計算しますが、NPKと同じぐらい注目すべき内容があります。
それは窒素肥料はどのような形態であるか?になります。
鶏糞は熟成度合いによりますが、熟成が進む程硝酸態窒素が多い傾向がある窒素肥料です。
一方、粒状のアミノ酸肥料はその名の通り、有機態窒素のアミノ酸が多い傾向がある窒素肥料です。
どちらの形態も植物の根で直接吸収出来るとされていますが、硝酸の方は植物にとって吸収し易い形態で、アミノ酸の方は土壌の微生物と競合して植物にとって吸収し難い形態になります。
アミノ酸肥料は一旦土壌の微生物に吸収されてアミノ酸からエネルギーを取り出された後の残り滓としてアンモニア態窒素が放出されて、そのまま効くか硝化で硝酸態窒素になって効くので鶏糞のような窒素の効き方をしない事が分かります。
上記で記載しましたが、植物の根はアミノ酸を直接吸収できるとされています。
では、どのようにして土壌の微生物と競合して植物がアミノ酸を吸収するのでしょうか?

初期生育から常に発根を促進するように栽培をしていれば、アミノ酸の吸収効率が高まる可能性があります。
であれば粒状のアミノ酸肥料の施肥をする前に発根を促進させる為の土作りが必要になってくることが分かります。
アミノ酸肥料を積極的に使っていきたい場合は初期生育で綺麗な根をたくさん生やす為にの記事を参考にして、アミノ酸肥料が効き易い環境を用意する必要があります。
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追記
粒状のアミノ酸で水に溶け難い肥料があるというメッセージを頂きました。
肥料は水に溶ける事で肥効を発揮しますので、溶け難い事は肥効が遅くなる要因になります。
溶け難いアミノ酸肥料の場合は、土作りで保水性を高めたり、


高吸収性樹脂のEFポリマー等も併用して、常に水がある状態にしておく必要があります。
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