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不耕起栽培は理に適っているか?という話題が挙がりました

2026/06/24

不耕起栽培は理に適っていますか?という話題が挙がりましたので、丁寧に見ていきたいと思います。

この話題が挙がりました背景について先に触れておきますと、



土を劣化させたままケアしなかったらどうなるのか?の内容を話題に挙げた際に

  • 耕起の際に土に酸素が入り込み、粘土鉱物が酸素に触れることで酸化(風化)が進む
  • 粘土鉱物の風化により有用成分の溶脱や有機物の保持能が低下する
  • 耕起により土壌中に酸素が入り微生物の活発化になり、土壌中の分解が促進される
  • 耕起により粘土鉱物に吸着していた有機物が剥がれ、粘土鉱物の風化耐性が更に低下する
  • 酸化剤として作用する硝酸態窒素の影響が大きくなる

の観点から耕起するのはよろしくないことなのでは?という流れになり、不耕起栽培の話題に移りました。


不耕起栽培は粘土鉱物の風化の観点から見ると極力行いたくない事のように見られますが、不耕起栽培にも当然ながらメリットとデメリットというものが存在します。

メリットというのは上記で挙げたような風化による土の劣化を早めてしまうということがあります。


デメリット、つまりは耕起の最大の利点としましては、資材の大量投入により環境を一変させることが出来るということがあります。



酸性暗赤色土のような有機物の蓄積能が高い良質な粘土鉱物を豊富に含んだ土であれば、不耕起でも主に植物の死骸が腐熟して出来た腐植が蓄積するだけで土は良くなりますが、



砂質のような土では有機物の蓄積に関わる粘土鉱物が元々無いため、耕起しても失うものはなく、不耕起にしても一向に土の向上が見られないという事があります。

後者の土では耕起の際に一気に土壌改良材を投入する事で、不耕起では起こり得なかったような土の色に変わっていきます。

地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する1


最近の傾向としましては、




高吸水性樹脂のEFポリマーを仕込んでおく事によって、生物性を大きく向上させるような資材も現れ、このような資材の恩恵を得る為には耕起という作業工程が必要になります。

ペクチンを主原料とした肥料の可能性


不耕起栽培をされる際はご自身の畑の土質で風化の影響を大きく受けるものがあるか?という観点で行うかどうかの選択を行ってみてください。

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