
京都農販日誌
不耕起栽培で土壌中に酸素を供給する方法はありますか?という質問に対して
2026/06/24
不耕起栽培は理に適っているか?という話題が挙がりましたの続きになりますが、栽培にとって有用な糸状菌は酸素があるところを好むという話がありますが、それであれば耕起をしない不耕起栽培では土に酸素が大量に入る機会を失い生物性は向上しないのではないでしょうか?という質問がありました。
不耕起栽培は土壌中の生物性のうち、菌の関係性を壊さない有用な方法だと考えられていますが、不耕起だと酸素が入るイメージがなく矛盾しているように感じますとのことでした。
この内容に関しまして、年々増える猛暑日対策として、中干し無しの稲作に注目していますの記事で話題で挙げました放射状酸素放出(radial oxygen loss:ROL)から考えていくことで対策が見えています。
植物は葉から取り込んだ酸素を根に送る際に酸素のうちの一部が先端に到達する前に土に放出されます。
この話を応用して、

のように栽培していない場所に栽培の邪魔にならないような緑肥を育てておく事で、緑肥の根の周辺では酸素が行き届いている事になります。
不耕起栽培をしつつ(栽培者にとって)有用な微生物が活発化するには、緑肥を如何に活用していくかが鍵になることがわかります。
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