京都農販日誌

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オータムフェス質疑応答 肥料関係質問回答2

2019/12/14

オータムフェスの回答肥料関係

今回は腐植についての話し。 京都農販の木村が回答します。

腐植についてはこちらを一度ご覧ください。


腐植に求める効能は何か。 アルミニウムと合わせて土作りをするのが目的なら例えばH-85+や粒状の高濃度腐植酸肥料等を使えばいいと思いますが、そもそも腐植を投入して土作りを促進させたいという事であれば恐らくではありますが、もう土が連作障害などで痩せてきたり養分過多になっていたり、物理性が著しく悪くなっている場合も多いと思います。

粘土と腐植を使った土作りには超即効性は期待できないのでその目の前の作の結果も大事だと考えた時に打つ手は色々あると思います。 

ハイブリットORG マッシュORG バーク堆肥 等まず保水性や土の中の比重等を考慮した場合。 ハイブリットORGやバーク堆肥を投入する事でその作に対する物理面で役立てる事ができます。 高温乾燥しやすい環境で定植した花菜類等の苗の周りにバークを撒いて乾燥害を軽減する技術もあるので、土中に投入する事でその作の物理性をインスタントに改善する役割を持ちながら長い目で土つくりも兼ねていくのがハイブリットORGやバークの持つ特徴です。 生物性もあげてくれるんではないでしょうか?肥料分が少ないのも特徴でEC過剰害などを起こしている畑にも相性が良いです。

マッシュORGはとても軽い堆肥です。 比重を軽くして物理性を改善する効果、ブレの全くない内容物、カルシウム肥料は要らなくなるのと薄っすらした肥料効果が3か月程持続するので肥料の急な切れを起こしにくくします。 あとはキノコを生やした培地の持つ生物性や菌体肥料としての効果は恐らく桁違いだと予想できます。 微生物の住家と餌をそのまま投入する感じです。その他にもアミノ酸肥料の葉面散布などと合わせると発根効果や病気の抵抗性等様々な部分でのポテンシャルが上がるのが予想できそうです。

などなど、腐植にも色々な種類のものがありますので単にフミン酸やフルボ酸を入れるだけでも良い場合もあるので用途に応じてご相談して頂ければ回答させて頂きます。


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