京都農販日誌
形態を知ることで選べそう
2015/09/06
単子葉の不定根の根が固い土の中に突っ込んでいる画像を見せてもらいました。
自ら土の中に根が入っていってる様ですが、その通りらしく、こいつは自分から固い土をぶち抜いて団粒構造を形成してくれるという習性があるようです。
これはうちの試験圃場で育てた九条葱の根 不定根が無数に生えています。
こいつが張りに張って1枚目の画像の様に固い土を解して団粒構造の形成を促してくれる。
収穫作業をした事がある人は解ると思いますが、単小葉の作物を収穫した後の圃場は根が張っていた部分の土がふかふかになっています。
この話を踏まえて
センチュウの抑制や防風、土壌塩分の除去、排水性の向上、バンカープランツ等、色々な特徴の品種が揃っている緑肥
排水性を上げたい時、植物の根の形態を踏まえて考えれば、マメ科の緑肥での排水性向上が期待出来そうな気がしてきますね。
センチュウ抑制や団粒促進させたい時は単子葉の植物が良く効きそうだとか。
一概には言えないほど緑肥は種類がありますが、自分の畑に種を撒き、出てきた植物の根がどう動いているか、じゃあ緑肥はどんな形態で動く植物が良いか?! 的確に判断出来そうですね!
今回も勉強になりました。
感謝