京都農販日誌
団粒化が見えた(重粘土編)
2016/04/01
試験圃場には強い粘土状の区間があります。
ここは水はけが悪すぎるので畝上げをしませんでした。
劣化した鉱物が細かく点在した状態では団粒化までの時間は早かったですが、重粘土の場合は繋がりが強すぎる為それを一度壊さないといけません。
ここにある粘土はモンモリロナイト程の保肥力や十分なミネラルの供給は期待できないと予想。
重粘土の崩壊はまず耕して粘土を空気にさらして酸化させる方法があります。
この錆がまわってくれると粘土はパサパサになり崩壊してくれます。
重粘土でもそこを意識する。 水稲から畑作に転作し、暫く栽培を続けると少しづつ鉱物は細かくなり、そこに腐植と保肥力の高いモンモリロナイトが鉱物を再結合して団粒化を作るという理屈。
酸素に触れると酸化すると言うなら栽培時酸素供給剤を使うという手も幾分か役に立つんではないでしょうか?
粘土で遊んでいてそのまま放置された粘土が乾いてカッチカチになって投げたら粉々になったみたいな話しと同じかどうかはまた確認しておきます!!