京都農販日誌
高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました
2020/10/16
高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培を通して得られた知見の報告会を行いました。
レンゲ米栽培を経て得られた知見はおそらく温暖化の進む日本において重要な栽培技術になるであろうと確認をしていて、その根拠となる論文の内容も合わせて紹介しました。
この報告会で興味深かったのが、ウンカの被害が激しかった今年において、ウンカ対策の農薬を散布した方がウンカにやられ、散布しなかった方が無傷で収穫を迎えたということでした。
※上記の内容は参加者のうち二名から挙がりました
ウンカは既に農薬の耐性を持っているので殺虫剤はほぼ効かず、生態系では捕食される側の立場で、農薬によってウンカを捕食する天敵が死滅しているという仮説の信憑性が増しました。
養蜂から得られた知見より、レンゲ米は田植えの前にレンゲを育てるだけでは実は悪影響で、レンゲを育てる時に土作りをする必要がある話もしています。