京都農販日誌

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2023年の天候の予想

2023/04/04

時々挙がる話題としまして、今年の夏の日射量や冬は暖冬になるのか?寒冬になるのか?といった事があります。

栽培にとって天候は仕事の段取りから資材の確保まで多岐に影響を与えますので、大雑把でも予想できると利益率の改善に直結します。


この話題に対して、エルニーニョラニーニャの報道が役に立ちますので、見るべき内容を紹介します。



エルニーニョやラニーニャは南米付近の海水の水温の状態を見て、エルニーニョは海水の平均温度が例年よりも高い状態を、ラニーニャは例年よりも低い状態を指します。

気象庁 | エルニーニョ/ラニーニャ現象とは


南米という遠い海域の状態が日本の気候に影響を与えるのは不思議に思いますが、天候というのは地球全体でバランスを取るように出来ていますので、南米の海域の変化がインドネシア付近の天候に影響を与え、インドネシア付近の天候が日本の天候に影響を与えと連鎖的に繋がっていきます。




2023年の初春にラニーニャが終息し、2023の夏にエルニーニョが発生する確率が50%とされていますので、2023年の天候はエルニーニョの影響を受けるという予想で話を進めます。

エルニーニョ現象が発生するとして、この影響をどのように予想すれば良いのか?を考える上で、気象庁 | エルニーニョ現象発生時の日本の天候の特徴のページが役立ちます。


天候の話題が挙がりましたのが京都の南部ですので、西日本の太平洋側という想定で話を進めます。


最初に夏の天候を見てみますと、平均気温が例年より低く、降水量が並であると予想できます。

続いて、秋を飛ばして冬の天候を見てみますと、平均気温が例年より高く、降水量も多いという予想になります。

※上記では触れなかった春、梅雨と秋は実際にページを確認してみてください。




エルニーニョとラニーニャに加え、昨今の地球の温暖化の内容も加味しておく必要があります。

地球の温暖化はエルニーニョとラニーニャの影響を増幅させるという話題がありまして、予想が当たった時の気候の変化が大きいという事はもちろんの事、予想が外れ並であったとしても影響が小さいだけで、予想の方に引っ張られたような気候になる可能性が高いです。


テレビの天気予報等でエルニーニョやラニーニャといった言葉を耳にした時は今回の話題を思い出していただければ幸いです。

ラニーニャの際の日本の天候の方のリンクも記載しておきます。

気象庁 | ラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴

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