京都農販日誌

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乳酸菌と枯草菌

2015/08/06

いい土を作る為に

例えば保肥力を含む肥料、ぼかし肥料を作る際、乳酸菌を投入することがあります。

ぼかし肥料を作る時は水分や温度条件の他に、なんと嫌気性の状態で醗酵させます。

この辺りからして微生物の話は難しい。

酸素剤の話しでは嫌気性状態では病害を発生させやすいという話でしたが、乳酸菌も嫌気性状態で良く動くようです。

この間、ヨーグルトを作ろうと思って豆乳に乳酸菌の元を投入して2~3日粘りましたが大失敗。

鼻まがりそうな位臭い豆乳汁が出来てしまいました。  失敗の原因は途中で気になって何度も蓋を開けて匂いを嗅いだりしてたので、

好気状態になり他の菌が先に増えてしまったみたいですw

話は戻って乳酸菌は嫌気状態で良く動くといっても嫌気状態(長雨等)では野菜の活性が落ちる為そこに乳酸菌があるだけでは現状は良くなる事がほとんど無いようです。 

そもそも乳酸菌自体には野菜の活性を上げる効果は無く、土壌の団粒化の助けや保肥力を上げる効果があります。

作中は条件付で動きが良くなり、その条件が野菜自体に良くない場合が多いので、1度目の耕運から作付まで時間のある時に投入すると有効だと思います。

そして嫌気でも好気でもどちらでも良く動き、野菜の活性を上げる力も持っているのがこいつら

バチルス納豆菌や枯れ葉の堆肥に含まれる、枯草菌

でも、上の画像で藁の中で納豆菌が爆発的に増えるように土壌でも増えて欲しい菌が増えやすい状況を出来るだけ作ってやるのが一番大事だと思います。

有機物の量と排水性

どんな現場でもとなると難しいかもしれないが、やっぱりこの2つは欠かせないように思います。

条件のあった圃場にターゲットの菌を撒く事でさらに結果は出やすいという事になりそうです。逆に増えない条件下ではどれだけの量の菌を投入してもその条件に強い菌が有利になる。

そして、ヨーグルトは無事に完成しました! なかなか旨いですw


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