京都農販日誌
EC過剰の結果について、、
2020/01/21
世界で問題になっている降雨量が少ない地域での塩類集積は、ECの数値が4を境目にして耕作を放棄するかどうかの基準になっているようです。
一度塩類が集積した土壌では表層に塩類が蓄積する現象が見られ、一旦はじまると、強力な土壌改良を行わない限り、表面に肥料分が移行し続ける問題が発生します。
この状態の土壌では、局所的にEC値が極端に高くなる箇所が点在しますので、その場所にECメーターを指した可能性あるなという話しです。
意図的に表層の土を取ったので尚更可能性は高いかもしれません。
逆に土の中の方は表層までのECの高さは無い状態。 これって水が浸透しないのではないでしょうか??
他の状況から考えても栽培ができるかどうかのデットラインにいる可能性がありそうですのでこれから強力な除塩や土壌改良をしていく必要があるハウスは南棟か見受けられました。
まず初めに土が変わりECが落ち着くと、水管理はらくになり、白い根に遭遇しやすくなる筈です。
一度強力に酸性に傾いた土壌はタチが悪そうです。