スプリンクラー特集

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ハンガースプレーセット

ハンガースプレーセットとは、ハウスの天井から吊り下げて散水を行うスプリンクラーのことで、ハウスの天井から円を描くように散水することができ、散水チューブと比較して、散水ムラが発生しにくいのが特徴です。

天井からの吊り下げ型により、ポリパイプ内が詰まりにくく、各部品がモジュール化して、一つ一つのパーツが安価なため、パイプ内の清掃やメンテナンスコストを大幅に軽減することが可能です。

吊り下げで均一に散水と詰まりにくいという特徴から、ハウス内での液肥の追肥や農薬の散布も効率化を図ることができ、追肥に関するモジュール(ドサトロン)も簡単に設置することが可能です。

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ハンガースプレーセット動画

ハンガースプレーセットの設置方法

1はじめに上から吊るすポリパイプの長さを調整し、ポリパイプの片方の端にL字管を取り付けます。

この時、L字管に向きはありませんので、どちらがわをパイプにつけても構いません。
L字管を取り付けたポリパイプをハウスの長さに合わせる様に這わせて、ハウスの端で結束バンドで固定しておきます。
逆側も同様に固定しますが、固定の前にポリパイプの切断とL字管の設置を行いましょう。
切断には、パイプカッターを使うと良いです。

2ポリパイプの長さが決まりましたら、ポリパイプにハンガースプレーを設置する穴を開けます。付属しているパンチャーでこのような穴を開けます。穴の間隔はハウスの端から1mのところを開け、その後は2m間隔で開けると散水のパフォーマンスが良くなります。
穴を開けるときは、ポリパイプで1m間隔で刻印がありますので、その刻印を参考にして間隔と穴の向きを整えてください。

3ポリパイプに穴を開けたら、ハンガースプレーとつなげるためのパーツを取り付けます。すべての穴にパーツの取り付けを行いましたら、チューブを取り付けます。
ポリパイプとつなぐときは黒い突起の方をパイプとつなげます。パイプとチューブを取り付けたら、アタッチメントをスライドすることを忘れずに行ってください。

4ここまで準備が出来ましたら、このポリパイプをハウスの天井から吊るします。
ポリパイプの片端を結束バンドでつなぎます。ここから1m間隔で結束バンドでつなげていきます。チューブ付近は圧力がかかりやすいので、チューブとの接続面付近に結束バンドをつけると良いです。
最後に逆端が少し余るので、開始地点と同じような形状になるように、ポリパイプの長さを調整してL字管をつけて結束バンドでつなぎましょう。

5ハンガースプレーセットの入水口と出水口を設置します。ハンガースプレーセットの入水口は水源側の右下の方に設置します。
ハウス上部に手順1で端にL字管をつけたポリパイプに新たなポリパイプを追加して、ハウスのパイプの形に合わせて、ポリパイプを這わせます。天井に設置したポリパイプの端にあるL字管に前と同じ要領で新たなポリパイプをつなぎます。
この時、新たなポリパイプをしっかりと差し込まないと水漏れの原因になりますので、この作業は他の作業以上に注意して行います。
差し込みが完了しましたら、L字管の向きを入水口の方に変え、0.5〜1mの間隔で結束バンドで固定します。
ハウス右端の下では、外からのポリパイプをハウス内側にL字管を設置して接続します。
以上で入水口の設置は終了です。

6入水口と同様に出水口もハウスの縁に合わせてポリパイプを設置します。
入水口と異なる点は、出水箇所の高さを人の目線あたりにしておき、出水箇所にチューブを設置できる箇所を用意しておきます。
出水箇所はこのままの状態でも良いですし、ハウスの外側に排出したい場合はチューブを設置します。
チューブはホームセンター等で購入できる塩化ビニールのチューブでも良いです。

7水源(ポンプ等)付近に基地を設置します。
今回の施工場所では4棟のハウスに設置とのことで、ポンプからのチューブにフィルターとボールバルブを4個設置しています。
フィルターは水源と基地の間に設置します。基地はゲートバルブを必要な棟数分、つなげたものを使用します。

今回用意したゲートバルブを設置する前に市販のもので良いので、ゲートバルブをかまし、その先に基地を設置すると良いです。
これで基地の設置は終了です。

8続いて、各ハウスに接続するポリパイプの設置ですが、ハンガースプレーセットは追肥作業の軽減用のパーツもありますので、基地に対してそのままのポリパイプをつなげるのは勿体ないです。
そこでこれらのパーツを組み合わせ、着脱式のポリパイプを作成し、基地とつなげます。

このポリパイプのもう片方の端は、手順5で設置したハウス端の入水口とつなげます。
以上でハンガースプレーセットの設置は終了です。

9最後に液肥散布用のドサトロンの準備を行います。
施工元の仕様に合わせてのカスタマイズになりますが、ドサトロンの両端にホースを設置し、先ほど設置した着脱式のポリパイプに接続できるようにします。

ドサトロンの追肥に関しましては下記の動画をご覧ください。

ドサトロン動画

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