京都農販日誌
日本の農業の問題について改めて考えさせられました
2015/09/23
真山仁さんの「黙示」という小説を読みました。
真山仁さんは経済小説「ハゲタカ」シリーズで有名ですが,「黙示」は日本の「食」,その中でも農業についての問題が提起されています。
ある事件をきっかけにして,農薬の問題,GM(遺伝子組み換え)作物の問題,耕作放棄地の問題等,具体的に食や農業に関する様々な問題が絡み,話が展開していきます。
地球の気候変動や人口増加などによって,世界はこれから食料争奪戦に入っていく。
そのような状況が待っている中で,日本の農業政策はこのままでよいのか。
数年前は日本の水が中国に狙われているというニュースがよくTVで流れていましたが,この小説の中では,日本の耕作放棄地が中国に狙われているという話も出てきます。
日本人の「食」の意識や日本の農業政策について,いろいろと考えさせられました。
興味のある方は読んでみてください。