京都農販日誌
ハイブリッドスーパー(腐植をしっかり含む堆肥)
2016/02/27
土を作る為に、牛糞堆肥や、鶏糞堆肥を使い、さらにNの高い硫安や生の鶏糞を入れて微生物を増やすというアドバイスをされたという話を聞きました。
硫安や尿酸を投入しても弱毒細菌という人体にもかなり悪い影響を及ぼす菌や亜硝酸菌という菌が増えるだけで土壌を改良するのに欲しい菌は手に入らないようです。
それどころか、家畜糞を大量に入れると、ECを上げ過ぎて土のバランスを大きく狂わすリスクを持っています。
露地でたまたま上手くいくのは有害成分が雨で流れてくれただけなのと、家畜糞に含まれているNの効きにより、良く出来たと錯覚を起こしているんだと思います。
土作りをするなら腐植を含む植物性の堆肥と粘土 微生物の餌には糖蜜を含む資材がベストでしょう。
ハイブリッドスーパーは剪定クズ、お茶粕、コーヒー豆の粕で構成されています。
コーヒー豆の粕には溜まると厄介でなかなか解決できない有機態リン酸が捕まえた養分を吸収するのに役立ってくれると予想できます。
剪定クズもお茶粕も土を作る上で必要な腐植の資材。
この堆肥は長年ビニールハウスの中でも使用されています。
有りそうでなかなか探しても見つからない資材として大事にしています。