京都農販日誌
技術力
2017/01/21
徳島に行ってきました。
天気も良く、京都での1月では考えられないような温度と日照時間 車で3時間ほどなのにここまで違うのか!
こちら同じ頃の京都のうちの試験圃場の写真
タキロンさんのフシトン13Φ 11Φロング3mを使用1800mの畝が5mの倒壊だけで済みましたが、京都全域の被害は残念ながら
今回は大きかったです。
同じ日にこの違い。 おかげで今回の出張で気付きを得る事ができました。
産地はその土地の気候、土壌条件によって作りやすい作物が決まり、産地であり続ける事は常識ですが、自分の中に深く落ちた感じがしました。
徳島は日照時間が長いためこの時期でも苗の生育は良好でした。
ベトコンの中の葱も綺麗に揃っていました。
やはり土質には恵まれた土地だなと思いました。
カット後も綺麗に揃っています。
徳島の気候は京都のより温暖であり日照時間も確保できる為周年栽培にとっては比較的関西より有利な場所ですね。
静岡と同様の感覚をうけました。 それと技術も高い。仕事が丁寧で大量多品目でもしっかり高品質で作られています。
徳島の生産者の皆さんありがとうございました。
京都は夏は湿度が高く温度が高い、盆地なんで風が抜けない、ジメジメ湿気が病を呼びます。
冬は底冷え、雪の被害も受けやすいです。
そんな京都での周年栽培は執念栽培!! 条件の悪い時にどれだけ葉面散布等で手を打てるか。温度管理が出来るか。
元肥料はしっかり副作用の出にくい設計を継続できているか?
ハードルの数がとても多いように思いますが、壁が多い分だけ考える機会も多い筈、一度超えたハードルは農業者の実力となる筈です。
そして、そんなストレスに耐え抜いた京野菜はきっと独特の旨みがある筈。(実際検証できますが、端折ります)
産地、産地で特徴がありますね。 この話が良いも悪いもなく自分が感じた京都の特徴と他府県の特徴です。
温暖な地域にしかだせない野菜の旨みもあるでしょうから!
まだまだ行ってない所ばかり。 全国の農業が見たい!どんな技術を使っているのか、もっと見たいと強く思うようになりました。