京都農販日誌
あの肥料は良いよは当てにならない。
2017/11/28
今月、徳島では雨が降っていたので数件の農家さんの事務所で設計についてと良い土壌の作り方についてのお話をさせて頂きました。 今年は台風被害、長雨での根腐れなどに苦しんだとのお話しだったので酸素剤の使い方についてなどを交えてこの土地の土壌にあった話で説明させて頂きました。
この近くは黒ボク土も多くあります。 どうやら大陸が出来た時に出来た良い土が多いラッキーなライン上にある地域のようです。 家畜ふんの使い方 腐食と粘土鉱物、く溶性肥料の使い方で安定して秀品率は上がってくると思います。
先週は鹿児島県へ
鹿児島で葉葱を試験的に植えるお手伝いに行ってきました。
この土地はpHが低い土 ある特徴を捉えるとこの土地では地力薬師は使わなくてもいけるだろうという事が解ります。
その分腐食をたくさん入れてもらって勝負してもらうと、土は大化けするんではないかと考えています。
腐食を入れた土壌のキャベツは良好なようです。
そして仙台。
育苗培土で作っているような土 ピートモス多め。地力薬師が欲しいですね。
それと、東北は環境が厳しい(温度)そいつとの戦い方があるので肥料を効かすタイミングが重要になってきます。
ですが、地温を少しでも高くする為に仕込みの肥料設計も重要になってきます。
どうやって日照時間の短さ、温度の低さをカバーするのかが秋から冬にかけては大変大きな問題となりそうです。
各地回って思いますが、条件によって使いたい肥料や土壌改良剤は全然異なります。 そもそも地質や日照などの条件が異なるので産地が形成されてきてます。
この土地で上手く行っても他の土地で本当に使えるのかどうなのかという事は条件を考慮しないと全く当てになりません。
でもそれと同時に腐植と粘土鉱物の組み合わせが解決してくれる問題が多いことも解ってきました。
つづく