京都農販日誌
酸素剤
2015/06/29
この数年夏にやってくる台風、長雨で路地野菜の収量が減っています。 雨が長く続くと土壌の中で嫌気性菌と好気性菌のバランスが崩れて病害を引き起こすような菌が増殖します。 その状態で翌日温度が急上昇したら根のストレスに嫌気性の病気を引き起こす生物の好む状態になり。野菜に深刻なダメージを与えると(一般的に)言われています。
赤(好気性菌) 青(嫌気性菌)がバランスよく生育の助けになり団粒化も作りつつ土に共存している状態。
雨が長く続いた事で酸素欠になり、酸素を好まない嫌気性菌が優位に立つ。(主に病害に多い)
そして翌日急な温度上昇に根はストレスを受け繁殖した病害を引き起こす生物にやられてしまいます。
渇きより厄介な湿害 どうしても排水の悪い圃場を避けられない場合酸素剤を入れる事があります。