京都農販日誌
葱苗
2015/06/14
九条葱は近年セルトレイでの苗作りが多くなっています。 干し苗や路地に直撒きする苗作りに比べて持ち運びの便や世話のしやすさから京都でも多くの生産者さんが作られています。自分が使っている作業管理アプリのhouren.soにも葱苗だけでも1年間半端なく写真の枚数があります。
こんな感じ。
そしてうちの畑部も勉強の為葱苗をセルトレイで作っています。
なかなか慣れない日々の管理、葱苗のカットについて自分がアドバイス出来る事をと話している時に面白い事を思い出しました。
『カイズカイブキ』 昔バイトしていた植木屋の大将に怒られた話!
この植木は枝の先の方だけ上手く剪定しないと、深くハサミを入れすぎたら先祖返りを起こします。
同じ木から先祖返りした全然見た目の違う葉がはえてきます。
要するに防衛本能が働いて威嚇的なツンツンの葉っぱになってしまいます。 自分は良くこれを発生させ怒られていました。。
植物には防衛本能が備わっているんですね。 そこで葱にしても共通してます。 カットするたびに葱は強くなる。(葱の場合固くなる)
苗場の苗が軟弱気味だったのでカットして強くするという話しからカイズカの話を思い出しました w
ちなみにこれは京都でも指折りの農家さんの葱苗。
植物は命ある生き物、作り手をそのままに表現してくれる正直者。 なんやな~とか良く思います w