京都農販日誌

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酸素剤4 (マルチ栽培)

2015/07/08

マルチ栽培で長雨にあった場合

雑草を押さえ、肥料、水持ちを良くする反面。逆に加湿になると土壌の隙間から入るとされている酸素の入り口は大きく封鎖される為に酸素欠乏は酷くなる。

 

※一応植物は地上部からも酸素を(通気組織を通して)根っこへ運んでくれる機能もあるようで、その量の多さが湿害の耐性に繋がるようですが湿害を起こし易い(雨で病気の拾いやすい)作物は数値としてあまり高くなく、たまねぎ、ミツバ、さといも、ゴボウなんかは茎葉からの酸素の吸収が高いようです。

特に水はけの悪い土地でのマルチ栽培中の長雨はこんな状況が予想されると考えられます。

例えば高畝をとっていても雨の量が多ければ酸欠になり、肥料の種類によってはアンモニアガスを発生させる。(これがまた根にダメージを与える) 病気のリスクは高くなり。 翌日温度が高くなってさらに酸素欠乏が進み条件のあった病気が勢力を拡大する。

水がなかな抜けなくて条件が悪ければ簡単にこの状況を招いてしまうんじゃないかと思います。

圃場の水はけさえ良ければ、長雨の後、障害が出るのが少ない(他に弱点はあるが酸欠の場合)

簡単に考えて水が抜けるとまた土壌の隙間から酸素が取り入れられます。


そしてやっと酸素剤の話

使用している資材はこの主にこの3つ

90日タイプのネオカルオキソ 30日のタイプネハリエース 液体酸素供給剤 MOX

湿害=酸欠害 

ネオカルオキソは仕込みで約90日 酸素が土壌で供給されます。

ネハリエースは約30日追肥として酸素を供給してくれる粒剤を撒く事ができます。 

MOXは液体 希釈液をかけることで即効で酸素を土壌の中まで追肥する事が出来ます。

根は先端程酸素の供給量が高いそうです。根の先端は積極的に細胞分裂が行われ活性が強い分酸素も必要とするようです。空梅雨に終わっても酸素の役割は大きい筈。 それと、浅根の植物の方が深根の植物より湿害を受けやすいようです。

酸素の濃度は土壌深くへ行く程薄く、酸素要求量の高い作物ほど土壌深くへは根が行けずに浅根になるようです。


水はけの良い圃場ばかりを選べるんならあまり気にする必要が無いかもしれない酸素の話だが、実際酸素剤には頼れる所はありそです。

※土壌PHを考えながら適量を使用してください。

購入↓

M.O.X   

ネオカルオキソ


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