お役立ち農業辞書
マグネシウム欠乏・過剰症について
マグネシウムは葉緑素の構成元素であり,マグネシウム不足は葉緑素の減少をもたらし,光合成に支障をきたします。
その症状は葉に現れやすく,特に下位葉が黄化していきます。
葉の外側から黄化し,葉脈は最後となります。
下位葉に症状が現れるのは,マグネシウムが不足したとき,古い葉の葉緑素を分解して新しい成長箇所などで使い回すからです。
マグネシウムの過剰症害は一般には起こりにくいとされていますが,他の塩基類(カルシム,カリウム等)の吸収を抑制することで,それらの欠乏症を引き起こすことがあります。