
京都農販日誌
緑肥で物理性を改善する前に読んでおきたい本
2025/01/28

物理性の改善の為の緑肥選びで物理性(排水性と保水性)を改善する為の緑肥の選定では、根の生え方に注目すると良いという内容を記載しました。
この話題の後に、植物の根を学ぶ上で良い本はありますか?という質問がありましたので、今まで読んできて良かった本を紹介します。
作物の種類の記載は少ないですが、

技術評論社から出版されています根っこという本がおすすめです。
対象の読者は小学生高学年なのですが、内容が洗練されていまして、農業従事者が根を学ぶ上での第一歩の本として秀逸です。
植物形態学では、植物の形は見て書いて学べと言われますが、

※図:根っこ - 株式会社技術評論社 85ページより引用
丁寧なイラストと、簡潔にまとめられた説明文で様々な植物のイメージが掴みやすくなります。
この本で得られた内容から、次のステップとして、同じ科の植物の発根のパターンの予想等も捗ります。

※図:根っこ - 株式会社技術評論社 84ページより引用
得意としている環境や菌根との関係も記載されているのも素晴らしいです。
根に関する二冊目の本が欲しいという方は、

株式会社誠文堂新光社から出版されています図解でよくわかる 根のきほんがおすすめです。
作物の種類が多く、学術的な内容も多いです。
