お役立ち農業辞書

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保水性の向上

土の保水性とは土が水をどれだけ蓄えることができるかという性質を指します。

土の保水性は土作りにおける三要素の物理性に分類されます。


土の保水性が高まると、連日の晴れで全く雨が降らなかったとしても、保水性の対策をしていない土と比較して、作物が萎れにくくなります。


化学の要素が入りますが、保水性はヒドロキシ基(-OH)を多く含む有機物が土に蓄積する程高まるとされています。

ヒドロキシ基を豊富に含む有機物としましては、



刈草に含まれます植物繊維のセルロースやペクチン、



熟した植物性の堆肥に含まれます腐植酸等があります。



最近であれば、高吸水性樹脂(ポリマー)も有効です。

保水性の向上の資材のEFポリマーには物理性の向上の可能性もある - 京都農販日誌




保水性に関する有機物は排水性の向上で触れました



フカフカな土の主の構造の団粒構造内に取り込まれる事で効果が高まりますので、高吸水性樹脂を使用する場合でも団粒構造を増やすような資材と併用することをお勧めします。


補足1



水を保持するものとしまして、他に粘土鉱物があります。


補足2

⇓ ヒドロキシ基(-OH)に関しての詳しい内容

保水性の向上に関わる有機物について - 京都農販日誌

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