京都農販日誌
京都農販日誌
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- 2024/12/23
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保水性の向上の資材のEFポリマーには物理性の向上の可能性もある
EF Polymer株式会社様より試供品を頂きましたので、早速試してみましたところ予想を超える変化がありましたので紹介します。 試す前に簡単な紹介ですが、 EFポリマーは食品残渣(主にカンキツの果皮)から製造された高吸水性樹脂(ポリ
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- 2024/11/25
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保水性の向上に関わる有機物について
夏の猛暑日対策として、土壌の保水性を向上させたいという話題が頻繁に挙がります。 保水性に関しては猛暑日対策で田畑の土の保水性を高めるで触れましたが、改めて整理しながら保水性の向上について考えてみます。 土壌環境のうち、土壌粒子の質の向上に関して栽培者が
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- 2024/11/07
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ホタルイ等の水田雑草の防除について
水田をされている方からホタルイ(実際はイヌホタルイ)の対策について質問されました。 イヌホタルイ - 日本雑草学会 先に結論から書きますと、物理性の改善(土作り)をして、イネがホタルイよりも優勢になれば、ホタルイは自然と消えていくはずと返答して
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- 2024/11/06
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水田で高温対策として昼間のかけ流しをするべきか?
水田で年々厳しくなる猛暑日に対して昼間の水のかけ流しをするべきか?という話題があり、そのときに返答した内容を整理してみます。 上記でも挙げましたが、かけ流しをするメリットというのは、気温が高い日(稲の開花前後)に地温(水温)を下げて、高温ストレス
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- 2024/09/05
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稲作でケイ酸を効かせるには
稲作でケイ酸を効かせるには?という話題が頻繁に挙がりますので、イネがケイ酸を吸収することについて整理してみます。 はじめにイネがケイ酸を吸収すると何が良いのか?について見てみます。 イネがケイ酸を吸収すると体内にケイ化細胞が形成され受光態勢
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- 2024/08/27
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栽培が難しいとされる赤黄色土について
栽培難易度が高いとされる赤黄色土について考えてみます。 渥美半島 - 日本土壌インベントリー 赤黄色土は下記のように記載されています。 /***************************/ 赤黄色土は、有機物の蓄積が少なく、塩基飽和度
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- 2024/08/26
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地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する3
今回は地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する2の続きになります。 前回までの記事で火成岩(と堆積岩の石灰岩)を母岩とする土壌について触れてきました。 次は変成岩の蛇紋岩について触れることにします。 堆積岩や変成岩には様々な種類がありま
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- 2024/08/24
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地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する2
今回は地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する1の続きになります。 前に山形県北部の真室川町に行くことがあり、事前調査を行った時のことです。 地質を調べますと、段丘堆積物と表記されていました。 真室川町 - 20万分の1シームレス地質図
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- 2024/08/23
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地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する1
まだ訪れたことのない遠方の地域に行く際に、事前に何を調べているのか?という質問がありましたので、着目している内容を整理してみます。 まだ訪れた事のない地域の栽培で事前に把握しておきたい内容は ・土質 ・気候 になります。 土質であれば
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- 2024/08/21
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マグネシウム肥料は何に効きますか?
マグネシウムを含む肥料は何に効きますか?という質問がありました。 植物体内でマグネシウムは葉の緑色の色素の葉緑素の合成に関わっています。 マグネシウム肥料を効かすということは光合成を強化して生産性を高めることになります。 この話題に関しま
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- 2024/08/19
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菌根菌の栽培を取り組む前に意識してほしいこと
菌根菌を利用した栽培事例をよく見かけるようになりました。 米輸出促進に向けた、「未来の米づくり」対話(第1回)を開催します:農林水産省 技術革新は素晴らしいですが、危うさを感じましたので、懸念事項を記載しておきます。 栽培に関係している菌
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- 2024/06/26
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無機肥料の肥効と副作用について
特定の肥料成分のみ施肥したい(カルシウム欠乏の症状が見られたので、カルシウムを施肥したい)ということで無機肥料を使用することがあります。 無機肥料は有機質肥料と比較して、肥効がわかりやすいですが、意図していない副作用のようなものも起こりやすいという特徴があり
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- 2024/06/19
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土壌消毒後に鉄欠乏の症状が表れた
カーバムナトリウム塩を主の有効成分とする土壌消毒剤で、散布後に作物が鉄欠乏になったという話題がありました。 カーバムナトリウム塩が鉄欠乏に直接影響したか?を判断するために、カーバムナトリウム塩の作用機構から見ていくことにします。 はじめに話題に
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- 2024/06/11
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地力を高めるには
今回の内容は地力窒素についての続きになります。 昔からイネは地力で穫り、ムギは肥料で穫ると言われています。 これは稲は土地や周辺の資源を活用しながら少量の肥料で栽培することに対して、麦は栄養源のほぼすべてを肥料で補う事を意味しています。 地力の話
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- 2024/05/17
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鉄が多い土での畑作で植物性堆肥を使用する際の注意点はありますか?
鉄が多い土での畑作で植物性堆肥を使用する際に何か注意点はありますか?という質問がありました。 先に結論を挙げておきますと、畑作であれば土の鉄過剰は問題ないとされています。 今回は鉄の多い土について考えながら、本当に鉄過剰は心配しなくて良いのか?
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- 2024/05/16
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水田からの転作でマッシュORGと籾殻を併用して良いですか?
水田から畑作に転作する際に、 廃菌床(マッシュORG)やバーク(ハイブリットORG)のような植物性堆肥と併用して、 籾殻を入れることは有効ですか?という質問がありました。 水田から畑作に転作する際の注意すべき点
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- 2024/04/24
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キレート剤とキレート鉄
キレート剤についての話題が挙がりました。 キレート剤は水耕栽培をされている方でEDTA鉄等で愛用されている事があると思いますので、今回はEDTAというキレート剤を中心にして見ていくことにします。 キレート剤と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、鉄等の植物
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- 2024/04/07
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鉄鋼スラグで稲作のメタンの発生の抑制することはできるか?
物理性を向上させた田の収穫状況から稲作の温暖化対策を考えるの記事で触れた内容になりますが、今後猛暑日が増え続けると予想されている中、田に水を入れ続けることにより高温障害を回避できる可能性がありますが、田に水を入れ続けることにより強力な温室効果ガスである
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- 2024/03/15
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籾殻は純植物堆肥に該当しますか?
地力薬師の商品説明を確認された方から、 籾殻は純植物堆肥に該当しますか?という質問がありました。 先に返答を載せておきますと、籾殻は純植物堆肥に含めないことにしています。 これから純植物堆肥について整理しながら、籾殻を純植物堆肥に
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- 2024/02/15
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飼料や発酵方法から鶏糞の成分を考える
産卵鶏と肉鶏の鶏糞の違いは何か?が話題になりましたので整理してみます。 今回の内容は神奈川県相模原市で養鶏を営むコトブキ園さんから教えて頂きました飼料の事情を参考にしています。 ※今回の内容では地鶏や平飼いから得られた鶏糞は対象外です。 コトブキ
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- 2024/01/22
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家畜糞の熟成は鉄を加えることで促進するか?
家畜糞を野積みにして、定期的に切り返すことで熟成させますが、この時に鉄剤を加えることで熟成を加速させることができるのか?という話題が挙がりました。 この内容を突き詰めると、興味深い話題がたくさん有りますので、丁寧に見ていくことにします。 ※以後の内
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- 2023/12/08
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発酵肥料の肥効について
発酵肥料で栽培した野菜や果物は何故美味しくなるのか?という話題があり、色々と調べてみましたところ、興味深い研究結果がありましたので、今回はその内容を紹介します。 発酵肥料で真先に思いつくのが、米ぬかを嫌気環境で発酵させたボカシ肥料や ※上の写真
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- 2023/11/06
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有機質肥料を使用する時に意識したいこと
11月なのに9月並の暖かさであったり、スーパーエルニーニョで今年は暖冬の予想が報告されている中で、有機質肥料主体の栽培をされている方にとって今年の冬は肥効が前倒しになる可能性があります。 今年の冬対策として、有機質肥料の肥効に関して整理してみます。 有
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- 2023/10/24
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米の粒の大きくしたいという相談がありました
稲作と米の加工(米粉)をされている方から、米の粒を大きくしたいという相談がありました。 栽培で意図的に米粒を大きくするのは可能なのか?という疑問はありますが、話題が挙がった背景がありまして、その時の内容をこれから記載します。 同じ水源を利用した
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- 2023/10/21
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物理性を向上させた田の収穫状況から稲作の温暖化対策を考える
当ブログで時々話題に挙げています土作りを意識した稲作を行っている方の田で今年も無事に収穫でき、栽培中に得られた知見が参考になりそうなので整理してみます。 先に今年の全国的な稲作の状況を整理しておきますと、米所の新潟におきまして、記録的な猛暑日の影
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- 2023/10/20
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高温耐性について
イネの育種(品種改良)のトレンドを追っていると、年々厳しさを増す猛暑日対策としての高温耐性についてをよく見かけます。 イネに限らず、すべての作物(主に夏の果菜類)で高温耐性が必要になるのは間違いないのですが、育種には多大な時間を要する為、高温耐性の品種が登場
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- 2023/10/19
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サトイモの連作障害対策
諸事情により毎年同じ場所でサトイモを栽培しなければならない方から年々不調になるのでなんとかしないという話題が挙がりました。 圃場の状態や症状の写真は掲載せずに文章で記載しますが、サトイモは本来であれば葉が4〜6枚展開であるところを2枚目が展開したら古い葉が養
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- 2023/10/18
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あべ農場様で秀品率の向上の為の施肥設計の話をさせて頂きました
山形県の北部の真室川町で営農されていますあべ農場様より秀品率の向上の為の施肥設計の相談の依頼があり、施肥設計に関する内容と一緒に施肥設計の検討会を行いました。 山形の北端真室川あべ農場 主に過剰症の弊害についての話をし、土壌分析の結果と照らし合
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- 2023/10/17
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地力窒素について
稲作やマルチで土を覆い追肥が難しくなるような栽培で重要になる地力窒素について整理していきます。 サトイモのマルチ栽培であれば、基肥の窒素分全量のうち、1/3を即効性の窒素(主に無機の窒素)、2/3を地力窒素にすることが望ましいとありますが、地力窒素が
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- 2023/10/16
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窒素肥料について
窒素肥料は他の肥料と異なり、肥効が複雑な肥料です。 よく窒素肥料は葉肥といい、生育に勢いをつけるといった意味合いで用いていることが多いですが、正しく理解していないと逆効果になり得ることもあります。 窒素肥料を大きく分けますと、 ・硝酸態窒素 ・
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- 2023/10/03
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石灰過剰問題について
2020年から絶滅危惧植物の全国調査をしつつ、新種の植物を多数発見した矢原徹一氏のインタビューを見ていて、興味深い内容がありましたので挙げておきます。 ※写真は石灰岩帯で有名な山口県の秋吉台 秋吉台 | 特設ページ 矢原氏は地質が石灰岩質の地
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- 2023/09/27
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黒ボク土での栽培について
黒ボク土での栽培の注意点に関する話題が挙がりました。 学者の方で黒ボク土は栽培し難いという方がいらっしゃいますが、黒ボク土よりも遥かに栽培し難い土がたくさんある為、個人的には一長一短が大きな諸刃の刃的な土質だと考えています。 そんな意見を二分さ
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- 2023/09/13
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土壌の劣化を考えるために地力について整理する
栽培している土壌の劣化についての話題が有りましたので、その時の内容について記載します。 土壌の劣化と対になっているものとしまして、地力という用語があり、劣化は地力の低下と捉えることができますので、土壌の劣化を考える前に地力とは何か?について見てい
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- 2023/09/06
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ヨトウ対策としての落葉広葉樹の落ち葉で土作り
ヨトウムシの幼虫やネキリムシといったチョウ目の昆虫の幼虫の被害がひどくて困っているという方と話をした時に面白い方法で回避した方を思い出しましたので、今回はその内容を紹介します。 ハウス栽培をされている方がたまたま落ち葉が大量に手に入ったの
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- 2023/08/31
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青い石が出る園地は良いミカンが出来るという言い伝えについて
ミカンを栽培している方から下記のメッセージが届きました。 昔から和歌山では青い石が出る園地は良いみかんが出来ると伝えられているそうです。 先日訪れました下津のミカンのマルヨ農園様も、同様の事をおっしゃっていました。 和歌山県海南市
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- 2023/08/17
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猛暑日対策で田畑の土の保水性を高める
ニュースで新潟県で深刻な水不足で田に水を入れることが出来ないという内容がありました。 連日の暑さ・水不足が“農作物”に影響… 品薄や変色被害に農家から悲鳴【新潟市】 県内ニュース | NST新潟総合テレビ 今年はラニーニャとエルニーニョが重なった事で危
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- 2023/08/04
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中干しの期間の延長を考える前に
最近、稲作の中干し期間の延長についての話題をよく見聞きします。 J-クレジットにおいて「水稲栽培による中干し期間の延長」が新たな方法論として承認されました!:農林水産省 稲作は強力な温室効果ガスであるメタンの発生源になっていて、中干し期間を1週
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- 2023/07/27
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猛暑日が続き、肥効が意図通りにならない時の対策について
今年の夏は例年以上に猛暑日が多く、(畑作稲作どちらも)主に有機質肥料で肥効が意図通りでなくなっているという話をよく聞きます。 稲作の省力化と品質の向上を目指しての記事等で紹介しています稲作で土作りを行い、中干し無しで栽培している方の周辺の田で興味深い生育の差
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- 2023/07/24
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リン酸枯渇問題と代替肥料について
社内で定期的に勉強会を行っていて、リン酸枯渇問題をテーマにして話をしました。 リン酸枯渇問題については、農学部の学生の頃の肥料学の講義でリン酸の施肥後に余剰分が河川や地下水等で海に流れたら回収が困難な資源で、肥料の原料のうち、リン酸が最も枯渇しやすいというこ
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- 2023/07/12
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タンニン鉄を利用して秀品率を上げる
タンニン鉄の有効性についての話題が挙がりましたので、タンニンについて整理してみます。 タンニンといえば、お茶の渋みやワインの風味の成分として時々耳にします。 苦味や渋みの成分として挙がる事が多いですが、そもそもタンニンとは何なのでしょうか? タン
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- 2023/07/05
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稲作で酸化還元電位を意識してジャンボタニシの被害を軽減する
稲作の省力化と品質の向上を目指して等の記事で紹介しています物理性の向上 + レンゲ + 中干し無しの稲作をしている田で興味深い事がありました。 毎年頭を悩ませていたジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)ですが、今年はほとんど見かけず、ピンク色
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- 2023/06/29
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和歌山県海南市でミカンの草生栽培に挑戦している方の園地を見学しました
和歌山県海南市でミカン栽培をされているマルヨ農園様の園地に行ってきました。 減農薬・完熟栽培みかんのマルヨ農園 こちらの園地ではミカン栽培の管理コストの削減や品質向上の為に様々な緑肥を栽培し草生栽培を研究されていまして、研究の成果は日本雑草学会
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- 2023/06/14
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稲作の省力化と品質の向上を目指して
稲作に関する相談を受けている方から昨年度の米の品質検査で地域で1番になりましたという報告がありました。 報告を頂いた方とは毎年振り返りの会を行い、秀品率を高めつつ、栽培の省略化に努めていまして、今回の品質検査の結果から今後の稲作の重要な知見をたくさん
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- 2023/06/10
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酸化還元電位から家畜糞による土作りを考える
稲作と酸化還元電位や土作りをしているレンゲ米栽培の田の田植え前の土の様子の記事で酸化還元電位を意識する事で栽培にどのように影響を与えるのか?を見てきました。 上記の記事では稲作について触れていましたが、畑作の土作りについてを考える事ができます。 今回は畑作
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- 2023/05/26
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土作りをしているレンゲ米栽培の田の田植え前の土の様子
大阪北部の高槻という地域で昨年の秋のイネの収穫後に土壌改良材を施肥して土作りを行った後にレンゲを栽培し、 稲作時は中干し無しで栽培をしている方がいまして、その方の田を継続的に観察しています。 観察を始めたのが2020年ですので、今年で四
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- 2023/05/22
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稲作と酸化還元電位
土の酸化還元電位を下げると栽培中の作物が病気になりにくいという話題を時々見聞きすると思います。 この話を聞いて、実際にどうすれば良いのか?と迷うこともあるでしょうし、そもそも酸化還元電位とは何か?と思う事もあるかと思います。 栽培を行う上で、酸化還元電
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- 2023/05/09
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果菜類で土耕から水耕栽培にする前に検討しておきたいこと
果菜類で土耕では収穫できなくなってきたので、 土耕を辞め、水耕栽培を検討する方と頻繁にお会いします。 検討している方の話を聞いてみると、 立枯病が止まらないということがほとんどでした。 水耕栽培にすれば立枯病に悩まさ
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- 2023/05/08
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リン酸過剰問題に対して腐植酸の施用は有効か?
リン酸の施肥を意識することを勧めていますの内容をお伝えした方からリン酸の過剰蓄積問題に対して腐植酸の散布が有効だと当たりを付けて試していて、効果も実感しているという連絡を頂きました。 この話題が挙がった時にリン酸の過剰蓄積に関して腐植酸は本当に有効なのですか
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- 2023/05/01
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緑肥は土を良くする他に栽培上の問題を可視化します
秀品率が高い方の話を聞くと、定期的に緑肥をされていることが多いです。 数作に一回程度、畑の全面で緑肥を育て、緑肥を鋤き込むことで土壌のコンディションを整えます。 土壌のコンディションというのは、石灰やリン酸といった過剰に蓄積されやすい肥料分を減
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- 2023/04/18
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沖縄の土壌と栽培について
沖縄の作物栽培に関して興味深い話題があります。 ※画像:内閣府 沖縄総合事務局 - 沖縄の自然環境 3.土壌より引用 沖縄本島で南部(低島)では 琉球石灰岩由来の暗赤色土の島尻マージ、 石灰岩の影響を受けた泥岩由来の
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- 2023/04/17
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国頭マージで土壌改良を考える
国頭マージで栽培されている方から土壌改良はどのようにすれば良いか?という質問がありました。 バガスを使用しているが、土が良くなったという実感がないそうで、バガスの効果についても合わせて質問がありました。 先にバガスについて触れておきます
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- 2023/04/14
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沖縄の土の土壌改良を考える前に
今回の内容は、事前に土を学ぶ上で母岩を意識すると得られる知見が増えるかもしれませんの記事を読むことをおすすめします。 営業顧問として関与して頂いているファームプロの竹内から沖縄で栽培している方が困っているから一緒に解決して欲しいとのことで、沖縄の土を見る
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- 2023/04/12
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土を学ぶ上で母岩を意識すると得られる知見が増えるかもしれません
土を学ぶ上でお勧めの場所がありますので、今回はそちらを紹介します。 場所の紹介の前に栽培の教科書で土のついての記載を読んでみると、土になる前の母岩というものの影響を大きく受けるといった表現をされていることをよく見かけます。 土は母岩が風化しながら、様々
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- 2023/04/04
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2023年の天候の予想
時々挙がる話題としまして、今年の夏の日射量や冬は暖冬になるのか?寒冬になるのか?といった事があります。 栽培にとって天候は仕事の段取りから資材の確保まで多岐に影響を与えますので、大雑把でも予想できると利益率の改善に直結します。 この話題に対して、エルニ
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- 2023/02/21
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ことねぎ会様でリン酸無しの基肥の試験栽培についての話をさせて頂きました
ことねぎ会様の研修会で弊社試験ほ場で行っていますリン酸無しのロング肥料の試験栽培についての話をさせて頂きました。 具体的な内容は下記の記事の内容になります。 リン酸無しの基肥の試験栽培を行っています 緑肥で土壌分析の値にどれ程の影響があるかの試験
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- 2023/02/21
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リン酸の施肥を意識することを勧めています
リン酸過剰の問題の話をしていまして、頻繁に話題に挙がった内容がありましたので、今回はその内容に触れます。 土壌中のリン酸量と病原性のカビの振る舞いについて等の記事で土壌分析の結果でリン酸値が過剰の場合、糸状菌由来の病気にかかりやすい可能性があると
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- 2023/02/13
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緑肥で土壌分析の値にどれ程の影響があるかの試験栽培を行っています
緑肥を栽培することで、土壌分析の数値にどれ程の影響を与えるか?の検証の試験栽培を行いました。 栽培品目はイネ科のソルゴーになります。 時期は5月下旬〜7月下旬まで 緑肥の栽培の前に物理性の改善の為にハイブリットORG + 地力薬師の施肥を行っ
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- 2023/02/10
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リン酸無しの基肥の試験栽培を行っています
土壌中のリン酸量と病原性のカビの振る舞いについての記事等で、土壌分析の結果でリン酸値が過剰の場合は病原性の糸状菌由来の病気が増え、株が弱体化する可能性があるという内容を記載しました。 であれば、リン酸(P)値が過剰の畑では、次作以降リン酸の施肥(大量
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- 2023/02/03
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田んぼから畑への土壌改良で地力薬師をどれ程入れたら良いか?
田んぼから畑への土壌改良で地力薬師をどれ程入れたら良いですか?という質問がありました。 先に結論から書きますと、転換で必要になるのは、地力薬師(2:1型粘土鉱物)ではなく、腐植質の肥料になります。 弊社の商品であればマッシュORGがおすすめです。 投
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- 2023/01/05
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草刈り機による除草管理について
除草作業で除草剤を使うか、草刈り機を使うかの話題がよく挙がります。 可能な限り除草剤を使用せず、草刈り機を使用した方が良いと考えていまして、今回は草刈り機周りの話題をしたいと思います。 草刈り機による除草管理を推す理由は 以前、梅雨時期の
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- 2022/12/23
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カリ肥料の追肥
中位葉以下の葉の縁が萎れ黄化し、ひどい時には褐色になっているとカリ欠乏を疑い、カリ肥料の追肥を行います。 追肥は施肥後に速やかに効いてほしい為、速効性の水溶性のカリ肥料を使用します。 水溶性のカリでおすすめなのが、 主成分が重炭酸
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- 2022/12/22
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パームカリの使いどころ
パームカリは栽培のどの時期に使用すれば効果的なのか?という話題が挙がりましたので整理してみます。 パームカリはアブラヤシの実から油を採油した殻を燃焼した燃焼灰肥料になります。 パームカリの成分量を見ますと、 く溶性リン酸:2.0 く溶性
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- 2022/12/21
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秀品率の高い畑の土壌分析を行いました
お客様のネギのほ場で秀品率が非常に高い場所がありましたので、土のサンプルを頂き土壌分析を行いました。 土壌分析の結果の前に栽培の状況を整理しますと、 土質は水田転作の固くなりやすい土ですが、土壌改良により団粒らしきものが形成されてい
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- 2022/11/11
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食害性昆虫への防御と天敵の誘引について
ダイコンやコマツナ等の同じ種の野菜を育てている畑で、 時々、1株のみ昆虫に食害されて葉が網目状になっているが、隣を含む周辺の株では葉に食害痕がほとんどないという状態を見かけます。 土が良い(土がふかふかで大雨の後でもすぐに水が引きつ
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- 2022/11/04
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土壌中のリン酸量と病原性のカビの振る舞いについて
作物が病原性のカビに感染することに関して興味深い研究報告がありますので、今回はその内容を紹介します。 リン栄養枯渇条件下での根圏糸状菌による植物生長促進 - Jpn. J. Phytopathol. 84: 78–84 (2018) 上の図は左
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- 2022/11/03
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病原性のカビの天敵は何か?
病害虫の被害の軽減の策として天敵を利用する方法があります。 天敵の例を挙げると、カメムシやウンカの天敵はカエル、チョウ目の幼虫の天敵はアシナガバチ等 天敵は食害性昆虫に注目が行きがちですが、病原性のカビ(糸状菌)でも天敵の話を時々見かけますので、カビの
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- 2022/10/22
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ネギ作の間に行う稲作の効果を高めるには
ネギの栽培が不調になった畑で、 ネギ作の間に稲作を行いネギ作の不調を改善するという手法があります。 稲作時の潅水でネギ作の時に溜まった悪影響を与える成分を溶かして排出することでネギ作の栽培の改善を行うことを狙っていますが、最近は間に稲作
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- 2022/10/19
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今年も高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました
例年通り、今年も高槻の原生協コミュニティルームで物理性の改善 + レンゲ米 + 中干し無しの稲作の報告会を行いました。 高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました 昨年まではレンゲ米をされている方のみでしたが、今年
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- 2022/10/13
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新しく畑を借りた時に意識すべきこと
「新しく畑を借りました」という方から、「この後何をすれば良いですか?」と相談を受けることが多々あります。 尾野農園様勉強会詳細の記事で記載したように地質や土質を見たり、前作の栽培履歴を確認して施肥設計を決めますが、その前に注意しなければならないことが
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- 2022/08/18
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年々増える猛暑日対策として、中干し無しの稲作に注目しています
今回の内容は近畿中部の稲作になります。 収穫時期が9月上旬〜10月上旬を想定しています。 稲作の栽培に注目しています。 稲作に注目している理由は ・肥料の使用量が少なく、肥料の海外依存率を低くできる ・年々増え続ける猛暑日に対して有効
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- 2022/05/31
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欠乏症診断で最初に覚えるべき内容の移行性について
病気を含む栽培の不調の大半欠乏症に依るもので、欠乏症の診断が適切にできれば病気にかかりにくく、食害線昆虫による被害も減り農薬の使用量を減らして利益率の高い栽培を行う事ができるようになりますが、欠乏症診断はたくさん見て教科書の写真と照らし合わせて判定の経験値を積
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- 2022/05/30
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猛暑日対策
例年の極端な気候変動と温暖化により夏の猛暑日が増え、栽培に大きな影響を与えています。 この猛暑日の増加に対して何らかの対策をしたいという相談を頻繁に受けるようになりましたので、内容を整理してみます。 猛暑日に対しては、作物自身の葉からの蒸散量を
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- 2022/05/29
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梅雨時期の大雨対策
毎年発生するようになった大雨の対策の話をしてほしいという連絡を頻繁に受けるようになったため、内容を整理してみます。 連日の大雨で日射量が減る等色々と考えることはありますが、根腐れに注目して話を進めます。 根腐れの被害が少なければ、たまにある晴天
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- 2022/05/21
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尾野農園様勉強会詳細
今回の記事は尾野農園様にて勉強会を開催しましたの詳細になります。 午前は座学で土壌分析の結果の見方と基肥の施肥設計の考え方について、午後は土壌分析の結果を見ながらの巡回で次作以降の施肥設計の改善の話をさせて頂きました。 はじめに当日までにこちらで行
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- 2022/05/20
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尾野農園様にて勉強会を開催しました
香川県の株式会社尾野農園様にお招きいただき勉強会を開催しました。 青ネギを主に栽培されている法人様です。 テーマは「土を見直して秀品率を上げる」とし、 午前中は座学、午後は実際に圃場を見ながらの勉強会でした。 座学においては、土づくりに
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- 2022/04/11
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ことねぎ会様でリン酸過剰問題についての話をさせて頂きました
ことねぎ会様の研修会でリン酸過剰問題についての話をさせて頂きました。 今回の内容は昨年度のサンリット・シードリンクスさんと協働で行った京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業Ⅱの際に得られた知見の内、すぐに栽培に活かせる内容をピックアップしての報告でした
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- 2021/11/08
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ことねぎ会様で今後増えるであろう猛暑日の対策について話をさせて頂きました
ことねぎ会様の研修会で今後増えるであろう長雨の日と猛暑日での栽培についての話をさせて頂きました。 長雨の日は徹底的な排水性の向上に加え、晴れの日に土壌に残る水がすぐに蒸散する仕組みとしての緑肥の重要性を挙げ、猛暑日に対しては共生菌と共生することにより
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- 2021/09/24
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マイナビ農業でサンリット・シードリンクスさんとの取り組みが紹介されました
京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業Ⅱに採択されました等の記事で紹介しているサンリット・シードリンクスさんとの共同事業ですが、マイナビ農業の連載企画 連続講義 土を語るで詳細が掲載されました。 嫌われ者のカビが農作物を救う⁉ 京大発バ
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- 2021/07/20
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京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業Ⅱに採択されました
公益財団法人京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業補助金で「土壌生物性の評価機構を取り入れた農業生態系管理の民生サービス化」というテーマで採択されました。 今回の事業は京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの記事で紹介しました「京
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- 2021/07/19
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ORG菌jizo株の菌接種試験を行いました
㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しましたや菌接種試験を自社で、山で野菜を植えるメリットとワイルドトマトの記事の内容に引き続き、弊社試験ほ場での栽培に向けた菌の接種試験を行いました。 今までの
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- 2021/07/07
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菌接種試験を自社で、山で野菜を植えるメリットとワイルドトマト
本日京都産業21の2次面接で本事業の有用性と農業現場における汎用性をプレゼン、質疑回答しました。 アーリーステージなのでステップアップは必須 結果はまだわかりませんが、現在説明出来うる範囲でサンリットシードリングスの石川さんを始め、プレゼン終了。 そし
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- 2021/06/23
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菌を深く理解するために山の土の菌の調査をしています
京都市北部の山に入り、菌の調査の為の土の採取を行いました。 ㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過までの記事で生物性を意識した栽培技術体系の確立において、菌というものが一体何なのか?を学ぶことが絶対で、山の土の観察と菌叢
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- 2021/06/21
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ことねぎ会様で施肥と巡回で意識していることの話をさせて頂きました
ことねぎ会様の研修会で弊社の施肥設計や巡回で意識していることの話をさせて頂きました。 前半は育苗と定植直後で発根量を増やす事の重要性を話し、後半は実際の栽培での収穫の目標決めの大事さの話をしています。 生育の評価の基準を発根量に絞る
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- 2021/06/14
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母材による違いを意識してるか?
これは京都の畑 これは静岡 浜松 ここは九州の海沿いの畑です。 このように3地域だけでも全く母材となる鉱物が違う 土壌図インベントリーでも確認できるが、地域によって栄養の蓄積やpH 物理性や生物性等全く異なる 当た
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- 2021/06/04
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㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ 育苗試験の途中経過
㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しましたの記事で紹介しました育苗試験が一ヶ月経過しました。 興味深い結果が見え始めましたので、途中経過を紹介します。 育苗試験の概要は、今まで蓄積したデータからネギの生育に
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- 2021/05/06
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㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会で実地試験を開始しました
㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第ニ回を開催しましたに引き続き、ネギ栽培検討会の第三回目の開催と実地試験を開始しました。 ㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました ※当会の趣旨等は上記リン
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- 2021/04/06
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㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第ニ回を開催しました
㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しましたに引き続き、ネギ栽培検討会の第二回目を開催しました。 ※当会の趣旨等は上記リンク先の記事に記載があります。 今回は当事業で得られた知見を元にした実地試験を行う前
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- 2021/04/01
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高槻の原生協コミュニティルームで土壌分析の見方と対策の話をしました
高槻の原生協コミュニティルームで土壌分析の見方と対策の話をしました。 土の三大要素である物理性と化学性に加え、京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの事業の前の論文調査で得られた知見を元にした生物性(対策はなし)の話をしました。
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- 2021/03/01
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㈱京都農販・サンリット・シードリングス㈱ ネギ栽培検討会第一回を開催しました
京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されましたの記事で紹介しました事業で調査にご協力頂きました生産法人様を招き事業の進捗報告を兼ねた栽培検討会を行いました。 今回の事業で土壌微生物叢の構造・機能を解析する解析技術(東樹宏和京都大学准
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- 2020/10/20
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寒波がやってくる警報
京都府内南部から舞鶴~兵庫県某所迄 3日間集中的に巡回しています。 なぜか写真を貼れない事を許してください。 今年のこれまでの一カ月半の問題点は渇き。 こういう例えをしました。 カップラーメンあるのにお湯がなくて食べれない ピンと
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- 2020/10/16
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高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の報告会を行いました
高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培を通して得られた知見の報告会を行いました。 レンゲ米栽培を経て得られた知見はおそらく温暖化の進む日本において重要な栽培技術になるであろうと確認をしていて、その根拠となる論文の内容も合わせて紹介し
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- 2020/10/01
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京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業に採択されました
公益財団法人京都産業21の「企業の森・産業の森」推進事業補助金で「京都府で地域の微生物の活用によるネギの周年栽培の農薬散布の大幅削減と秀品率の向上の栽培体系の確立を目指す」というテーマで採択されました。 弊社が推奨する基肥設計で栽培をされている方
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- 2020/04/06
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アザミウマの対策を考える
毎年春から夏に向けて、アザミウマで困っているという話をよく聞きます。 一昨年、緑肥を採用してアザミウマの被害が減ったという報告があったり、虫による食害防止の知見が集まってきましたので、整理して紹介します。 はじめに緑肥を採用した時の話を紹介すると、
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- 2020/03/28
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微生物資材に頼る前に意識してほしいこと
栽培がうまくいっていない畑で、微生物資材を入れたら改善されますか?という話題が時々挙がります。 大体名前が挙がる微生物資材はバチルス菌や納豆菌(どちらも枯草菌)で、細菌という非常に小さな生物を用いることが多いです。 ここでよく返答している内容が、土作り
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- 2020/03/07
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ひび割れしている畑ではバークの施用時に必ず地力薬師を併用してください
佐賀県の方から写真と一緒に下記の質問がありました。 /**********************************************/ ほ場が、しまった感じです。バークを投入しようと思いますが、一緒に地力薬師も投入した方が
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- 2020/03/04
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葉面散布で殺虫剤の使用回数を減らして秀品率の向上を目指す
前々回の殺菌剤の使用を見直すことが秀品率の向上に繋がるの記事と、前回の菌根菌に関して肥料でどこまで出来るか?の記事で、殺菌剤を使用すると作物が弱る可能性があり、虫や病気の被害を軽減するためには殺菌剤の使い方を意識的に変える必要があるということを記載し、殺菌剤の
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- 2020/03/03
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菌根菌に関して肥料でどこまで出来るか?
前回の殺菌剤の使用を見直すことが秀品率の向上に繋がるの記事の続きです。 前回の記事では作物と菌根菌の共生の観点から、虫の被害や病気を減らしつつ秀品率を高める為には、殺菌剤を減らすか使用しないということが重要であることを記載した。 殺菌剤の作用機
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- 2020/03/01
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殺菌剤の使用を見直すことが秀品率の向上に繋がる
先日の京葱SAMURAI株式会社様向けで秀品率の向上の為に意識すべきことの話をさせて頂きました等での内容になりますが、栽培を苦戦している要因として、殺菌剤や土壌消毒という言葉に対して過度に信用していることが様々な問題を起こしているのではないか?と予想しています
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- 2020/02/27
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京葱SAMURAI株式会社様向けで秀品率の向上の為に意識すべきことの話をさせて頂きました
京葱SAMURAI株式会社様向けに秀品率の向上の為に意識すべきことの話をさせて頂きました。 昨今の菌根菌の解明された研究報告の論文を元に、殺菌剤を使用するということが虫に対する耐性を下げる要因や食味の低下の要因になる可能性の話に触れ、極力殺菌
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- 2020/02/17
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硝酸石灰は元肥で有効ですか?という質問に対して2
硝酸石灰は元肥で有効ですか?という質問に対しての記事で、硝酸石灰が元肥で有効か?という質問に対して、元肥には向いていないと記載しました。 元肥に向いていない理由は2つあり、前回の記事では硝酸石灰(硝酸塩)が水溶性で、水溶性の肥料は追肥で効果を発揮するという内